「体重を減らすには食べる量を減らすのが一番!」とばかりにせっせと減食に励んでも、思うほど体重が減らない…そんな体験はありませんか。そのうちに、体調不良に見舞われたり、空腹感に耐えきれず暴飲暴食でリバウンドしてしまったり…とか。
どこが間違っていたのでしょうか。食べる量を減らすだけだと、脂肪だけでなく筋肉も減ってしまい、体力がないだけでなく、脂肪をため込んで太りやすい体になりがちです。筋肉は“エネルギーを燃やす工場”。筋肉が衰えた体は基礎代謝量が減り、食事で減らしたエネルギーがそのまま減量につながらないのです。
減食と併行して適度な運動をして、筋肉を減らさないことが減量の王道です。特に内蔵脂肪型肥満を解消するには、酸素をたくさん消費する運動がおすすめ。いわゆる有酸素運動と呼ばれるもので、ウォーキングや水泳、サイクリングなどですね。これなら特別な器具もいらず、少し工夫するだけで毎日続けられます。
また、生活の中でのちょっとした動きを意識するだけでも、筋肉に軽い刺激を与えることに役立ちます。体を動かすときには、呼吸することと水分を取ることを忘れないようにしましょう。