朝食を取る子供は成績がよい

疫学的調査によれば、毎朝朝食をとる子供ほどペーパーテストの成績がよいことが判明しています。

第1の理由は、脳の活動のためにはたくさんのブドウ糖(グルコース)が必要で、その補給源である朝食を食べない子供は、血糖値の上昇が鈍くなりがちであること。

第2は、朝食を食べない子供は「意図的に食べない」というよりも、生活リズムが乱れて「食べてくる時間的な余裕がない」ケースが多いからです。夜型の生活のため、朝は起きて学校へ来るのが精一杯…。

一方、授業もテストも入学試験も、午前から昼間の決まった時間帯に実施されます。社会生活が昼型で動いているのに、子供のサーカディアンリズムが夜型になってズレてしまっていては、力を発揮できません。

夜中にいくら一生懸命勉強しても、体内時計の時刻が社会生活の時刻とズレてしまっていては、午前から昼間の実りは少なくなるのは理の当然と言えましょう。