生活習慣との関係は?

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夜の生活環境とリズム

夜の生活環境は、昼の生活環境と同じく、サーカディアンリズムの昼夜のメリハリに大きな影響を与える要素です。特に、夕方以降は、身体は睡眠に向けての準備を始めるので、覚醒方向の刺激を必要以上に与えないことが大切です。

「光とリズム」のページで述べたように、光は昼だけでなく、夜の生活環境でも重要となります。光には覚醒方向の作用があるため、明るすぎる光(特に青みがかった光)の下で夕方以降長時間過ごすことは避ける必要があります。また、夕方以降には、できるだけゆったりとした気分で過ごすようにし、頭を使いすぎたり、テレビやパソコンの光を長時間目に入れたりすることは好ましくありません。脳の興奮が冷めずに、寝つきや睡眠の深さに悪影響が出る可能性があるからです。

睡眠に影響を及ぼす環境要素としては、図1に示すように、人に関する内的要素と寝室に関わる外的環境要素とに分けられます。

寝室においては、光・音・温度・湿度・香り・空気成分に加え、肌に直接触れる寝具や寝衣などの外的環境要素が、睡眠に影響を及ぼします。
寝具では、保温性や吸湿、透湿、放湿性能に優れ、寝返りを邪魔しないために適度な固さの敷き寝具と軽めの掛け寝具がよいと考えられています。寝衣は、肌触りの良いもの、吸湿性のよいもの、しめつけのないものが求められます。しめつけがないことに関しては、筋肉の緊張をほぐすために必要な条件ですが、睡眠中だけでなく、1日の仕事が終わって、人目を気にしなくてよい時間帯になれば、しめつけのない服に着替え、余分な負荷を筋肉に与えないようにしましょう。

夜の生活環境については、何かの環境が強制的に「脳を休息させる」ということは生理学的にありえませんから、脳や身体が休息に向かうのを邪魔しないことが大切です。そのようにして自然で良好な休息状態を得ることは、目覚めた後、良好な生活行動の質につながるのです。

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