問題解決 解析結果

【原因】

排便にもリズムがあります。
 

排便は、その人の食事、活動時間、仕事さまざまな生活習慣によって個人差が大きく表れます。便は「健康のバロメーター」と言われるくらい、自分の体調を反映します。排便のリズムをしっかりつけておくことは、下痢や便秘の予防だけでなく、内臓の働きのリズムがしっかりすることによって生活リズム全体を元気良く整えることにつながります。
排便の調子は、食事のとり方や睡眠、ストレス、運動不足など生活習慣が大きく影響します。さらに、便意の我慢の積み重ねやトイレに向かう習慣がないことも排便のリズムがはっきりしない原因の一つとなります。便意を我慢する機会が続くと、便意を感じる力自体が弱くなってしまい、糞便をおしだそうとする張の動きが鈍くなるのです。そして、直腸は便から水分を吸収していくので、便が硬くなり、よけいに出しにくくなり、痔の原因になる人もいます。
便意は、食べ物が口に入ったり、水を飲んだりして、胃が刺激されることで、便を押し流す動きが始まり、大脳に起こります。まず、朝食をきちんと摂って、食後や水分を取った後にトイレに向かう習慣を作ることで、小さな便意でも感じ取ることが必要になります。

【対策】

排便は我慢せず、排便のリズムにも心がけましょう。


排便のリズムをつけるためには、朝が一番適しています。もともと朝には、夜食べたものが睡眠中に消化され、糞便となって腸にたまっています。それが朝食をとった刺激によって胃や腸が動き出し、糞便を押し出そうとするので便意を感じやすくなっているのです。
さらに、朝にトイレに向かう習慣を付けることで、脳に「朝が来たんだ」ということを伝える行動となります。これによって、脳が朝モードになり、活動的な一日を過ごす準備ができるのです。

便意があったら我慢しないでトイレに行きましょう。

特に食後、胃・結腸反射が起こっている時を利用して排便する習慣をつけましょう。朝、起き抜けにコップ1杯の水を飲むことも効果的です。