問題解決 解析結果

【原因】

生活のリズムが乱れていませんか。


不規則な生活を続けていると、まず、休息と活動のリズムが乱れ、体内時計に影響を与えます。管制塔である体内時計が崩れると、たくさん生理機能のバランスが崩れてしまい、それぞれがばらばらに動き出してしまうことがあります。

そして、それぞれのリズムの乱れは、身体の不調となって表れます。

自律神経のリズムの乱れは、冷えや肩凝り、むくみ、食欲不振の原因となったり、ホルモン分泌のリズムの乱れは疲労回復を妨げたり、肌荒れの原因にもなります。もちろん、不規則な生活は休息と活動のリズムの乱れですので、睡眠の質の低下の原因にもなります。

【対策】

睡眠日誌をつけて自分のリズムを把握しましょう。


自分自身の生活リズムを把握することからはじめましょう。休息と活動のリズムだけでも十分です。起床時刻と就寝時刻を約1ヶ月、毎日記録してみてください。そしてそれをグラフにしてみましょう。自分の生活のリズムが見えてくるはずです。
このときに、起床時刻は同じくらいか、毎日の睡眠時間は同じくらいかをチェックしましょう。特に起床時刻は1日の活動のスタートであり、とても大切です。脳をしっかりと目覚めさせることで、体内時計がリセットされます。

毎日規則正しく生活することが本当は一番理想的ですが、疲れがたまっていたり、睡眠不足が続いていたら、朝元気良く起きることも難しくなります。

そんなときは、周囲の環境や行動によるサポートで自分の朝を応援しましょう。

まず、大切なことは「朝の光」をあびることです。光には脳を目覚めさせる作用があります。朝起きてから明るい光をしっかり浴びることは、体内時計をリセットするはたらきがあり、脳の活動レベルやホルモン分泌を朝モードに切り替えます。さらに、起きる前から徐々に明るくなっていく光を浴びておくと、深い眠りから浅い眠りに導いてくれ、無理なく目覚めることができます。理想としては、寝室に朝日の光が入ってくるようになっていることです。周囲の環境や夜勤などで朝日を浴びることが難しい環境でも、最近では人工的に朝日のような光を作り出す照明器具も販売されています。このような生活道具を利用するのもひとつの方法です。

次に、朝には「ああ、朝だ」とあなたが思える約束事を行動として取り入れることが脳への刺激になります。特に朝食には、睡眠中に脳で作られた機能の維持に必要な肝臓のグリコーゲンを補給するために糖分をとる目的があります。さらにミネラルウォーターやスープなど水分を多めにとることで、胃腸を刺激し、朝の排便のリズム作りにも役立ちます。

ほかにも熱めのシャワーを浴びることや軽いストレッチを行うことは身体への刺激となり、休息と活動のリズムにメリハリをつけてくれます。