問題解決 解析結果
不規則な生活を送っていませんか。
不規則な生活は、夜間睡眠の質や日中の眠気に影響するだけでなく、冷えやむくみ、肩凝り、肌荒れなどさまざまな問題点の原因ともなります。
不規則な生活を続けていると、まず、休息と活動のリズムが乱れ、体内時計に影響を与えます。管制塔である体内時計が崩れると、たくさんの生理機能のバランスが崩れてしまい、それぞれがばらばらに動き出してしまうことがあります。
そして、それぞれのリズムの乱れは、たとえば、手足の冷えやだるさなどの身体の不調となって表れることがあるのです。
朝しっかり起きて体内時計をリセットすることから始めましょう。
体内時計を調整する一番効果的な環境要素は「朝の光」だということがこれまでの研究でわかっています。朝起きてから明るい光をしっかり浴びることは、体内時計をリセットするはたらきがあり、脳を目覚めさせる作用があります。脳の活動レベルやホルモン分泌を朝モードに切り替えます。さらに、起きる前から徐々に明るくなっていく光を浴びておくと、無理なく目覚めることができます。
理想としては、寝室に朝日の光が入ってくるようになっていることです。周囲の環境や夜勤などで朝日を浴びることが難しい環境でも、最近では人工的に朝日のような光を作り出す照明器具も販売されています。このような生活道具を利用するのもひとつの方法です。
次に、朝には「ああ、朝だ」とあなたが思える約束事を行動として取り入れることが脳への刺激になります。特に朝食には、睡眠中に脳で作られた機能物質の維持に必要な肝臓のグリコーゲンを補給するために糖分をとる目的があります。さらにミネラルウォーターやスープなど水分を多めにとることで、胃腸を刺激し、朝の排便のリズム作りにも役立ちます。
ほかにも熱めのシャワーを浴びることや軽いストレッチを行うことは身体への刺激となり、休息と活動のリズムにメリハリをつけてくれます。
また、自分自身の生活リズムがどうなっているのか把握することも、大切なことです。休息と活動のリズムを把握するために、起床時刻と就寝時刻を約1ヶ月、毎日記録してみてください。そしてそれをグラフにしてみましょう。自分の生活のリズムが見えてくるでしょう。