問題解決 解析結果
午後にやる気が出ないことが多くないですか。
お昼ごはんには、午前中の活動で消費したエネルギーを補充し、夕方まで活動できるようにする目的があります。また、食事と食事の間隔があくと、脳が「飢餓状態」だと認識し、栄養を蓄えておこうとするので肥満の原因にもなります。
また、消化や各栄養素の吸収にもリズムがあります。たとえば、活動期に食べた脂質は効率よくエネルギーとして消費されますが、就寝前の脂質は蓄積されます。お昼をぬいてしまい、夕方以降にたくさん食べることになると肥満の大きな原因ともなります。
さらに不規則な食事は、消化・吸収のリズムを乱す原因にもなります。不規則な食生活が続くと、食べるべき時に空腹にならなかったりします。
規則的に食事の時間を作ろう。
時間がない場合でも、仕事の手を休めて、できるだけ規則的に、少しでも食事の時間をつくるようにしましょう。仕事をするときと、食事をして栄養を吸収し、体を回復させるときでは自律神経系の働きが違います。仕事をするときは、交感神経が優位になりますが、栄養を吸収するときは副交感神経が優位になるのです。ですので、「ながら食い」をしてしまうと、消化不良に陥ってしまうことがあります。
逆に、仕事と食事の切り替えができると、エネルギー補給の点でも気分の切り替えという点でも食事の後の時間帯で仕事の効率が上がることが期待できます。
また、昼食を摂らない生活を続けていると、脳が「飢餓状態」と判断し、朝食時と夕食時に必要以上のエネルギーを蓄えるリズムを作り上げてしまいます。
10分や15分でも食事だけの時間をつくり、効率よく栄養を補給するようにし、少量からでも徐々に昼食を摂る習慣をつけていきましょう。特に、時間があまり取れないとき、消化のよいメニューを選びましょう。
どうしても昼食時におなかがすかない、という人は、お気に入りのランチグッズなどを用意し、視覚的に「お昼の時間だ」ということを脳にインプットさせるのも一つの手段です。