問題解決 解析結果
起きた後も、眠気を感じたり、体がだるいと感じたりしていませんか。
普段の活動量より多く活動した場合、体力を超えて活動してしまうと、夜間睡眠時に回復しようと深い眠りが多くなることがあります。摂取したエネルギーが大量に消費されて、からだが休息を求めているからです。
そのため、筋肉の力が緩み、気道がふさがれたり狭くなったりしやすくなり、いびきをかいてしまうことが考えられます。
日中から身体をほぐして一日の疲れを少しでも取り除いておきましょう。
まず、午後3時までに20分ほどの昼寝が出来る場合は昼寝をとるようにしましょう。脳と身体が休息でき、覚醒度も上がります。
昼寝をするときは、寝転がってしまわずに背もたれの大きな椅子などにもたれて眠りましょう。20分を超えると深く眠ってしまうので、目覚めたときに強く眠気が残って、逆につらくなってしまいます。また20分後にすっと目覚められるように、昼寝の直前にカフェインを取ることも有効です。カフェインは摂取してから20~30分後に覚醒効果が現れてくるとされ、ちょうど目覚めの頃にタイミングが合います。
次に、仕事中には、同じ姿勢を続けずに、数十分に一度は動いて軽くストレッチをしましょう。環境的に許されるのであれば、青竹踏みなどを足下においておくのもひとつの方法です。ストレッチや青竹踏みは、血行やリンパの流れをよくし、筋肉を温めてやわらかくする役目をします。筋肉をほぐすことを忘れないでください。日中、座る仕事が続くのであれば、座る姿勢を無理なく保持できるように、自分に合う椅子を捜すか、小さなクッションやバスタオルなどを使って椅子の座面や背もたれ、特に腰の部分の形を調節することが役立つと考えられます。やわらかすぎない程よいクッション性があり、筋肉の負担を和らげるような椅子がよいとされています。
また、日頃の活動量が多すぎないかどうか、一度振り返ってみることも必要でしょう。睡眠の質に見合った活動量になるように、仕事量や運動量を少し減らして様子をみるのがよいと考えられます。
さらに、好きなものがあれば、ハーブティーなどをのんで、精神的疲労を軽減させることも有効です。温かいものなら、カップを持つ手も温められて、寝つきがよくなります。ただし、カフェインを含んだものは就寝の3時間前からは摂取しないようにしてください。アロマもハーブティーと同様に、好きな香りがあれば、入浴剤やお部屋の香水、寝具などに取り入れることも勧められます。
軽いいびき対策であれば、横向きになって寝るのも有効です。舌のつけ根がノドの奥に落ち込んで空気の通り道を狭くすることがいびきの一因ですが、それが起こりにくくなるからです。