問題解決 解析結果
無理に頑張ろうとしていませんか。
ヒトには約24時間周期の活動と休息のリズムのほかに、約12時間周期の眠気のリズムもあるので、昼の2時ごろはヒトが第二の眠気のピークを迎える時間帯でもあり、お昼過ぎに眠くなるのは、自然なことともいえます。しかし、普段は24時間周期のリズムの影響の方が強いことや、社会的な慣習から、昼間に眠らずに活動を続ける人が多いのです。
しかし、午前中に自分の体力を超える活動をおこなった場合や日ごろの疲労が睡眠や食事だけで回復し切れていない場合、脳や身体の疲労を回復させようと12時間周期のリズムの影響が強く現れ、午後の眠気が強まることがあると考えられます。
疲れを感じたときには、糖分を摂取してみたり、昼寝をしてみるのも良いでしょう。
ハーブティーや和菓子など、自分がほっとできると思えるものや、特に糖質を含んだものを少量口にして、気分を切り替えてひと休みしましょう。
また、どうしても眠気がひどいときは、思い切って少しの間昼寝をするのがよいでしょう。20分ほど時間をとって仮眠をしましょう。眠たいままだらだらと仕事や勉強を続けるよりも、仮眠をとって、すっきりした頭で活動した方が、効率も上がるという研究結果もあります。しかし、ここで何時間も眠ってしまっては夜の睡眠に悪影響を及ぼします。仕事中の昼寝にはちょっとしたポイントがあるのです。
? まず、時間は15~20分
これ以上長く眠ると深い睡眠段階に入ってしまい、特に30分を越すと、脳が完全に休んで簡単に起きられなくなるからです。
? 横になってしまわないこと。
横になると、深い睡眠になりやすいので椅子に座って仮眠しましょう。安楽椅子や背もたれの角度が変わる椅子などがあれば最適です。
? 眠る前にカフェインを飲用すること。
カフェインには大脳皮質を活性化させ、注意力を増し、精神活動を活発にします。また、眠気・疲労を弱める作用があります。カフェインが効いてくるのは、飲んだ後、だいたい30分程度たってからなので、20分昼寝をして、起きた頃に効いてくるのでちょうどよいタイミングなのです。
? 起きたら光を目に入れること。
そして、起きたら脳を活性化させるために、明るい光を目に入れましょう。お昼時であれば、ちょっと屋外や日光の差し込む窓際に出て光のほうに顔を向けて深呼吸や背伸びをしばらくするくらいで充分です。