【原因】

身体を締め付けるような服装をしていませんか。


手足が冷えていると、筋肉が緊張し、血管が収縮します。それによって全身の血行が悪くなると、肩や腰などの凝りが解消されにくくなります。逆に肩凝りによって血行が邪魔されると手足や腰の冷えにつながることもあります。このように血行不良は、体のさまざまな問題に関与しており、さらに血液の流れが悪いときにはリンパの流れも悪いことが多く、このふたつの流れが不調であることは、肩こりや冷え性、むくみ、肌荒れなどの大きな原因となるのです。
また、手足の冷えの原因としては、普段冷たいものばかり食べたり、飲んだりしていて、体の内部が冷えてしまって、脳の温度調節機能がうまく働かなくなることや、女性の場合には、きつい服や靴などによる圧迫が血液やリンパの流れを妨げる原因にもなることが考えられます。運動習慣がないことによる血行不良も冷えの原因になります。

【対策】

血液やリンパの流れをよくするための環境づくりや行動を工夫しましょう。


血液やリンパの流れをよくするための環境づくりや行動を工夫しましょう。
日ごろから質の良い睡眠や食事のとり方を心がけることはもちろん大切です。しかし、現代の社会生活を送るうえで、「規則正しくきっちりと」生活していくだけでは逆にストレスになることもあります。そんなときには、リズムが乱れた部分についてを環境の整備によって修復できるようにサポートしましょう。

冷えや肩凝りなど、血液やリンパの流れの影響を受けやすい問題点には、マッサージやストレッチなどで筋肉をほぐすことが解決に役立ちます。さらに運動習慣をつければ、全身の血行が日常的に改善され、さらに効果的です。また、１日の終わりにはぬるめのお湯にゆっくりとつかることが血行促進に役立ちますが、時間がなければ、足浴や手浴をするだけでも違います。
それから、日中もきつい衣服や靴の着用や冷たいものとりすぎを避け、足元の保温を忘れないようにしましょう。