問題解決 解析結果
お腹の腹筋がなくなってきていませんか。
腹筋は、内蔵を守り、姿勢を維持するのにとても大切な筋肉です。腹筋の衰えは、便秘の原因にもなります。腹筋がゆるむことで内臓が下垂気味になり、腸の動きも鈍くなるのです。ほかにも筋肉は身体の内部の熱を外に出すという役割も持っていますが、筋肉が衰えると、この熱を外に出す能力も低下し、腸への熱刺激が少なくなってしまいます。
腹筋以外にも筋肉の衰えは、心容量が減り、脈拍が上がりやすくなる、立っていることがつらくなる、新陳代謝機能が低下し、消費エネルギーが少なくなって脂肪として蓄積されやすくなる、内臓脂肪が増えるなどといったことの原因になります。
さらには、骨の成分であるカルシウムが溶け出して骨がもろくなったり、腹筋が弱くなることで便秘になったり、のどの筋肉が衰える、もしくは舌の脂肪が増えることによっていびきをかくようになったりもします。
腹筋を鍛えましょう。
腹筋を鍛えることによって内臓の下垂防止や全身的な老化防止を目指しましょう。
筋力の低下を防ぐためには、ウォーキングなどの持久力を保つための運動やストレッチなどの柔軟性をつける運動だけでは足りません。
満遍なく必要な筋力があれば健康的な生活を送るにあたって申し分ありませんが、まずは現在問題として認識されている腹筋を鍛えることから初めてみることが、これから運動を始めて、今後それを習慣づけるにためにはちょうどいいかもしれません。初めから無理をしては気持ちだけでなく、身体も悲鳴をあげてしまいます。
腹筋のトレーニングについてですが、仰向けの姿勢で行う場合、腰を痛めないように必ず膝をたてておこないましょう。力を入れようとする腹筋の場所(下半分、上半分、おへその左右)を意識する、呼吸を止めないことが大切です。
腹筋運動の強さや回数については自分の筋力に適したものを選択するようにしてください。筋力増大の効果のある適切な目安としては、一生懸命に取り組んで10回~30回くらいの繰り返しができることです。体感的には、翌日に筋肉痛が出るより少し手前の負荷を考えてよいでしょう。
また、トレーニング中の動きは腸への熱刺激にもなり、蠕動運動という糞便を押し出す直腸の動きに短期的な効果が期待できます。
食後すぐの運動は消化の妨げになるので、できれば避けたほうがいいですが、食後には胃の動きに合わせて、腸の動きも活発になるときです。このときはマッサージなどで大腸の動きをサポートしてあげることもよいでしょう。マッサージは手の平をおなかにあて、時計回りに円を描くようにゆっくりまわしましょう。