問題解決 解析結果
昼間、水分を摂りすぎてはいませんか。
1日に人間が必要とする水分は約2~2.5リットルといわれていて、身体の中のエネルギー代謝をはじめ様々な化学反応になくてはならないものです。
水分は体内の化学反応に関わるほか、尿や汗、呼気から排出されます。水だけで摂ろうとすると、かなりの量に感じるかもしれません。日常の生活では水分の摂りすぎ、ということにはなかなかならないと思われます。
尿の生成にはリズムがあり、健常成人では日中に多く生成されて、夜間に生成量は減少します。1日の尿量は約500~2000mlですが、これは水の摂取量に応じて調整されます。したがって、水分を摂りすぎるとその分も尿として排出されます。しかし、水分をアルコールやカフェインを多く含んだ飲料で摂取してしまった場合、利尿作用で水分が短時間しか体内にとどまらず、逆に水分不足になることもあります。したがって、日中に摂った水分が必要量を大幅に上回った場合や、利尿作用のある成分の影響を受ける場合には、夜間の尿量が増えて、覚醒にいたることがあると考えられます。
カフェインやアルコールの摂り過ぎには気をつけよう。
水は細胞や体液の成分としてきわめて重要で、成人では体重の約60%を占め、骨でもその20~40%は水です。水は唾液や消化液の材料ともなり、さらに老廃物や有害物質を尿として排泄するためにも必要ですので、不足すると大変なことになります。
1日約2~2.5リットルを朝から夕方にかけて少なくとも数回に分けてこまめに摂るようにしましょう。水分も多量のカフェインやアルコールを含んだものでなく、ミネラルウォーターやハーブティー、薄めの日本茶など糖分を含まないもので摂るようにし、特に夕方以降のアルコールやカフェインの過剰摂取には気をつけてください。就寝直前には、どちらかといえば温かい飲み物の方が適していると考えられます。