問題解決 解析結果

【原因】

朝起きたときに、むくみを感じませんか。


睡眠と覚醒のリズムや体温のリズムだけでなく、循環系(腎臓)や消化器系(肝臓)などの働き方にもリズムがあります。これらの循環系や消化器系の働きのピークは昼にあるので、夕方以降に水分を多く摂りすぎると、消化不良を起こしたり、血液循環がうまくいかずにむくみの原因となってしまったりします。
また、同じ水分でも多くのカフェインやアルコールの入った飲み物には、利尿作用があり、水分が短時間しか体内にとどまらず、老廃物や有害物質をきちんと排出できないことがあります。老廃物などを流すリンパの流れが悪いとむくみの原因になり、それを長い期間放置しておくとセルライト(肥大化した脂肪のまわりに老廃物と水分がたまった状態)に変化します。

【対策】

夜の水分摂取は控えましょう。


水は、人間の身体を構成する物質の中で、成人の体重の45~65%を占める最大の成分です。10%の変動があると病気になり、15~25%の増減があれば死に至るとされている、人にとって最も大切な物質です。
一日に必要な水分は、約2~2.5リットルとされ、これらをできれば朝から夕方にかけて少しずつ分散して摂るようにこころがけましょう。少しずつ水分を摂れる容器を携帯するのがよいでしょう。

水の生理的機能
1. 溶媒として多くの物質を溶かす、体液の基本成分。体液の恒常性(ホメオスタシス)を保つ。
2. 血液中の水は酸素と栄養分を細胞に運搬し、二酸化炭素と老廃物を運び去る。
3. 水は比熱および蒸発熱が大きいため、発汗により熱を発散して体温の調節をおこなう。
普段、人は発汗によって、体温を調整しています。しかし、体内の水分が不足すると、温度の調整が出来なくなり、体温が上昇して、さまざまな熱障害を引き起こします。また、血液中の水分も不足し、どろっとした血液になります。また、便秘の原因の一つとしても水分不足があげられます。腸に運ばれる水分が不足すると、便が硬くなり腸の働きが低下することがあります。