問題解決 解析結果

【原因】

食生活が乱れていませんか。


食事を一日少なくとも3回に分けて規則正しく摂った方がいい理由は、時間帯によって必要な栄養成分の割合が違うからです。また、食事と食事の間隔が長いと、脳が「飢餓状態」と判断し、エネルギーを脂肪として蓄えようとし、肥満の原因のひとつになります。
夕食には、睡眠中に筋肉や骨など体内の組織の回復をサポートすることを目的にタンパク質が多めの食事をとることが必要とされています。しかし、夕食が遅かったり、夜食を多量に摂ったりすると、食べたものを消化しきれずに眠ってしまうことになり、回復への栄養として利用しにくいばかりか、消化吸収のためにさらにエネルギーが必要となります。結果、睡眠が浅くなり、体の疲労回復を妨げることになってしまいます。さらに、食べたエネルギーが脂肪分として蓄積されやすく、肥満の原因にもなります。

【対策】

規則正しくバランスのとれた食生活を心掛けましょう。


夕食は就寝の2~3時間前までにすませるようにし、タンパク質がやや多めの食事を心掛けましょう。夕食の内容として、植物性タンパク質(大豆製品など)と動物性タンパク質(肉・魚など)とのバランスが偏らないようにすることと、それらの食材を調理する際に油分を使い過ぎないようにすることが大切であると考えられます。また、家族や友人などと楽しくゆっくりと食事をすることも大切なことです。ゆっくり食事をすることで胃腸への刺激を和らげることができ、ストレスの解消にも役立ちます。
しかし、仕事などで深夜におなかがすいたら、過度の空腹で就寝するのも良くないので脂質や糖分を避け、パン(バターの少ないもの)やうどん、ご飯など早く消化する炭水化物を「少量」食べるようにしましょう。たとえば、ラーメン1人前などはカロリーオーバーになりやすいので避け、おにぎり(1個約200kcal)、小盛りのうどん・そば(約200~300kcal)の方が適しています。カップ麺形式のものをとる場合には、はるさめなどを素材にした低カロリーのもの(100kcal未満)を選びましょう。日ごろから、自分の食べているものの大体のカロリー量を知っておくことが大切です。