問題解決 解析結果

【原因】

ストレスを感じたまま、寝ていませんか。


ストレスは心だけの問題でなく、身体の神経系を介して、免疫系や内分泌系へさまざまな影響を与えます。特に、自律神経系のバランスを乱してしまうと、さまざまな不調につながります。
ストレスを感じているとき、人の血管は収縮し、交感神経系が刺激されます。交感神経系が優位なままだと、スムーズな入眠が得られず、眠っても質の良い睡眠がとれません。その結果、就寝してから30分ほどでむかえるノンレム睡眠中の深い睡眠も少なくなってしまいます。このノンレム睡眠の間には、通常成長ホルモンが分泌されます。しかし、ここで深い睡眠がしっかりとれないと、成長ホルモンの分泌が抑制され、新陳代謝がうまくいかず、肌の調子にも影響を与えてしまいます。

睡眠時に交感神経系が刺激されるといけない理由
交感神経系は、自律神経系の2つある系統の1つでもう1つは副交感神経系です。この2つの系統は互いに反対の作用を起こし、体の多くの器官はこの両親系の二重支配をうけて調節されています。そして、この自律神経系と睡眠と覚醒のリズムとは強く影響しあっているのです。
交感神経系と副交感神経系の特徴は簡単にいうとアクセルとブレーキです。交感神経系が優位なときには、全力疾走した後の状態で、心臓がどきどきし、血圧は上昇し、息がはずみ、汗が噴出して、ノドはカラカラになっています。つまり、覚醒時に必要な状態といえます。しかし、睡眠という休息時には副交感神経系のブレーキが働いて、体力の消耗を抑制し、回復をはかる必要があるので、交感神経系が優位では困るのです。

【対策】

寝る前の過剰な刺激は避けよう。


就寝前には、心も身体も落ち着くように余分な刺激を避け、副交感神経系が優位な状態になるよう準備しましょう。副交感神経系が優位な状態とは、呼吸はゆっくりで、心拍数も低下し、血圧が下がり、汗も出ず、瞳孔は小さくなっています。一方、消化器官は活発で、唾液や胃液が多く分泌され、排尿・排便も促進されます。
副交感神経系を優位にする行動としては、心拍数が上がったり、汗をかいたりしない程度の筋肉をほぐす運動、つまりストレッチをおこなったり、ぬるめのお風呂にゆっくり入ったりすることが効果的です。
就床前に過ごす環境は明るい光を避けるようにしましょう。光は覚醒方向への刺激となるので、明るい光や青っぽい光は就床前には好ましくありません。

他にも気分転換して落ち着けるのに役立つできるようなものがあればどんどん試してみてください。
しかし、ストレス解消だからといって、眠る直前にこみいった内容の本を読んだり、ホラー映画を観たり、熱いお風呂に入ったりして交感神経系を刺激するようなことは控えてください。そういった行動はできれば、寝床につく、2~3時間前までには終わらせておいてください。