【原因】

筋肉が緊張しているため、肩凝り、冷え性、便秘、むくみなどに困っていませんか。


ストレスや疲労が強いときには、筋肉が過度に緊張している場合があります。
筋肉が緊張すると、血管が収縮され、皮膚の毛細血管まで血がめぐりにくくなり（血行不良）、手足の冷えの原因となったりします。また、血行だけでなくリンパの流れも悪くなっていることが考えられます。

血液やリンパの流れが悪いと、
? 肩凝り
? 冷え性
? 便秘
? むくみ
などの原因となります。これらは自律神経系のバランスが崩れたことが原因であり、睡眠と覚醒のリズムや体温のリズムにも悪影響を与えます。せっかくお風呂に入ってもぬくもった気がしないこともあります。

【対策】

自分に合った、心の落ち着き方を見つけましょう。


筋肉の緊張がストレスによるものであれば、ストレス発散ができる行動を起こすことが１つの対策になりますが、ストレスや心の緊張に対しては、すべての人に有効な方法があるわけではなく、その人に合った解決策を探すことが大切になります。たとえば、アロマオイルや入浴剤などで気に入った香りを取り込み、気分を落ち着かせる方法が、経験的に役立つとされてきました。
そのほかにも、ちょっとした日常の生活行動が役に立ちます。特に夜間睡眠前の入浴は、ストレスの解消だけでなく、１日の疲れをとり、筋肉の緊張を解きほぐすのに最適です。疲れているときは、就寝する1時間ほど前に湯船にぬるめのお湯をはって、ゆっくりつかるようにしましょう。温熱効果で皮膚の血管が拡張し、血行が促進されますし、湯船につかって、全身から熱を取り込めることによってその効果は一層上がります。さらに、浮力によって、筋肉がゆるんだ状態になり、首や腰への負担が軽減するのでより効果的です。
お風呂グッズとして、入浴剤だけでなく、インテリアや防水オーディオなどを取り入れて自分の好きな空間をつくる工夫をしましょう。

また、筋肉の緊張を取り除くために、マッサージやストレッチで体をほぐすことも助けになります。就床前に軽くおこなえば、血行がよくなり、スムーズな入眠にもつながります。ただし、普段以上に負荷をかけすぎると、交感神経系が刺激され、逆に筋肉が固まってしまいますので、あくまでもゆっくりと呼吸をしながら反動をつけないでおこなうことが大切です。
その後は、あまり間を置かずに睡眠をとって、１日のストレスや疲れを次の日に残さないようにしましょう。