問題解決 解析結果

【原因】

就寝中、途中で目覚めることが多くないですか。


アルコールは中枢神経作用を抑制するので大量に飲むと眠気が生じます。たくさん飲んだ後は入眠までの時間が短く、寝入ってすぐの時期には深い眠りが増加しますが、アルコールの中枢神経への作用は、一晩中は続かないので、その作用が弱まったときに眠りが浅くなったり、目が覚めたりします。
また、アルコールは腎臓にも作用し、利尿作用をもたらします。そして、尿として水分が体外に排出されてしまうので、血が濃くなり、ますますアルコールの血中濃度が高くなります。
そのほかにも、アルコールは耐性・依存性が高いということが大きな特徴であり、1~2週間飲酒を続けると初期の深い眠りが減少し、レム睡眠が増加しますが、徐々にもとのレベルに戻って耐性ができてしまいます。しかし、依存するようになると、深い眠りが欠如していたり、極端に少なくなって、寝つきも悪くなり、中途覚醒も増えます。

【対策】

アルコールの飲みすぎには気をつけましょう。


アルコールは適量にし、ミネラルウォーターやハーブティーを間に入れながら飲みましょう。このときに、紅茶やコーヒー、お茶などのカフェインが含まれた覚醒作用や利尿作用があるものは避けましょう。ますますアルコールの血中濃度が高くなってしまいます。
そして何よりも、ストレス解消のためにアルコールを摂取してしまうという人は、アルコールの量を増やさないために、そのほかのストレスの発散方法を見つけてください。